千町の石垣修復講習会(環境工学科2年)
2025年2月12日 14時38分
2月12日(水)、西条市千町にお住いの山内隆彦氏を講師にお迎えし、環境工学科2年生に対し、石垣修復の講習会が行われました。
本企画は、学科の特色を生かし、地域との連携を図りながら、千町棚田の石垣修復の知識と技術を学ぶことで、①千町棚田の景観を守ること。②農業基盤整備を目的に行われたものです。
何百年と守られてきた千町の棚田。
傾斜地に棚田が作れるのは、石積みがあるからです。しかし、残念ながら、いたるところでその石積が崩れかけているのが現状です。そこで立ち上がったのが本校、環境工学科の2年生。環境工学科では、以前から授業や放課後、休日を利用し、環境問題や千町棚田での活動を行ってきました。
高齢化・過疎化が進む中、石積みの技術を知る人が減り、修復もままならなくなっていることに、生徒たちは寂しさを感じていました。この日は、講師の先生から、①石の顔を見極める。②石の中から、その場所にあった石を選び方向を考える。③石と石をかみ合わせる。④下の2つの石にかかるように上の石を積む。⑤表面に大きめの石を置いて、奥に小さめの石を入れる。など、基本的な石の積み方を教えていただきました。
今後は、今回教えていただきました内容を生かし、科目「土木施工」の授業を使い、自分たちの手で、実際に石垣の修復を行っていきます。
完成した時の達成感は、何ものにも代えがたいものになることでしょう。