資格取得が目指すものとは

2024年5月9日 08時09分

本校では、資格取得に力を入れており、このところ、各種の資格取得に向け受験案内が行われている。

今年も、積極的に資格取得に取り組もうとする雰囲気が見られ、うれしく思う。

興味・関心のある生徒が集まり、担当の先生からの話をしっかり聞いている生徒の後ろ姿を見ると、いよいよ、学校が動き出した感じがする。

 資格取得の話をすると、よく耳にするのが、「どうせ資格を取得しても、将来役に立つわけではないから。」という言葉である。

 なるほど、その考えは間違いではない。だが、学校が資格取得を推進する理由は、実はそこではない。

 資格取得である以上、合格しなければならない。「頑張ったんだけど。」といくら言っても、その結果が変わるわけではない。

 合格すれば、うれしく、自信につながり、さらに上の資格を取得したり、次には別の資格にも挑戦してみようとするものである。また、落ちれば、悔しく、次には絶対受かろうと頑張って勉強する、その過程が自分を成長させるのではないだろうか。

 皆さんは、履歴書を見たことがありますか。そこには、資格取得の欄が大きく設けられています。3年後の自分の姿を想像してほしい。その欄を見ると、高校時代に頑張った自分の姿の一端が垣間見える。

 測量士補、危険物取扱者、漢字検定、英語検定、商業・農業・家庭科関係の資格等、積極的に資格取得にも挑戦し、自分と向き合ってほしい。(※中には、授業の一環として、選択生徒全員が受検する検定試験もあります。)

 やってみようと、一歩前に出てみる勇気が、次につながるのではないだろうか。