ある日の朝の風景
2024年7月9日 07時50分ある日の、早朝のことである。
ふと、農場に立ち寄ると、農業の先生が愛情を込めて丁寧に農作物を管理される姿があった。
でも、誰も、決して、「朝早く来て管理している。」などという言葉を絶対に口に出したりはしない。それは、この行為が何も私だけが特別なことをしているのではないと思っておられるからだろう。
確かに、学校である以上、各学科の生徒が管理するのは当たり前のことであるが、指導する側の教員は、人知れず細部にわたり気を配っていることを生徒の皆さんにも知ってほしい。
私は農業の教員であるが、「上農は草を見ずして草をとる」と先輩教員から教えられ、「農場を見ればその学校の農業教育がよくわかる」とも言われてきた。
私は、“環境が人を作る”と考えている。
人に言われてから動くのでは面白くない。いわれる前に、気付き、動ける人になってほしいものである。
また、「好きこそものの上手なれ」という言葉がある。これは、上手くなったり、深く知ったりするためには、その物事に興味を持つことが大切であることを説いたものです。
皆さんは、何のために高校に通い、学んでいるのですか。