食農科学科野菜班 コーヒーグラウンズプロジェクト
2025年5月28日 06時59分食農科学科野菜班の課題研究では、プロジェクト学習として
コーヒーグラウンズ(コーヒーを抽出し終わったもの)を農業利用できないかについての研究を行っています。
コーヒー豆にはカフェインやポリフェノールといった植物にとって有害な物質が含まれているため、堆肥化して使用するのが一般的ですが、堆肥化は一般の方にはハードルが高いので風乾させて使用できないかと考えております。
また、コーヒー豆は全国で85万トンものコーヒーグラウンズが廃棄されていることを考えると凄まじい量の有機物が焼却されていることになり、二酸化炭素の放出量も計り知れません。
そこで、圃場に施用することで炭素を土壌に固定できないかと考えています。
また、現在トマトで試験栽培を行っていますが、先述、ポリフェノールやカフェインによるストレスでトマトの糖度にどのような変化が出るのかも興味深いです。
今後も実験結果等を発信していきますのでこうご期待ください。
昨日は西条でパンケーキが有名なプチ珈琲館様にコーヒーグラウンズをご提供いただきました。
早速風乾して使用する準備をしています。