全校朝礼で保健委員会が発表
2025年7月17日 10時33分

7月17日(木)、保健委員会が全校朝礼で、「熱中症からカラダを守ろう」と題して発表してくれました。
(以下、今回の発表内容の一部を紹介します。)
熱中症とは、カラダの中にある水分が、汗などをかくことで減ってしまい、体温の調節ができなくなりカラダに熱がこもってしまい起こる病気です。めまいがしたり、けいれんが起こったりします。また、頭痛やだるさを感じたり、嘔吐してしまったり、 倒れて意識を失ってしまったりすることもあります。一番ひどい症状になると、 熱中症が原因で、命を落としてしまうこともある、怖い病気です。
熱中症を予防するために、水分補給をすることが大切です。水分補給するポイントはのどが渇く前に、こまめに水分補給することです。また、塩分と糖などが入っているスポーツドリンクは、カラダの中の水分を回復させることにぴったりです。甘みのある糖は、腸の中で水分や塩分を血液の中に早く取り入れる働きをしてくれます。運動する前に水分補給しておくことも、とても大切です。
暑さに少し慣れてきたと思いますが、もうすぐ夏休みです。夏休みも規則正しい生活を送り、実習や部活動に参加し、リセットされないようにしましょう。
長袖シャツや長ズボンは、カラダの熱がこもりやすく、体温が上がってしまいます。暑い日には、なるべく薄着で涼しい恰好をすることをおススメします。襟や袖に余裕がある、熱を逃がしやすく風通しのよい服を選びましょう。また、実習や体育のとき必ず帽子をかぶりましょう。
頭部には多くの血管が集中しており、頭部の温度が上昇するとそれに応じて全身の血液の温度も上昇しやすくなります。帽子をかぶることで頭部の温度上昇を、全身の体温上昇を抑える効果が期待されます。夏の強い日差しのもとで、帽子をかぶると、頭部の温度上昇を約5~10度も防ぎ、熱中症や紫外線からの保護に非常に効果的です。帽子を必ずかぶりましょう。
尿の色の濃さによって脱水状態を簡単に確かめることができます。尿の色が、カラーチャートの4以上の濃さの場合には、脱水状態であると考えられるため、すみやかに適切な水分補給が必要となります。夏に限らず、トイレに行ったときには色を確かめるようにしましょう。
このチェック以外に、日常的にできる脱水チェックの方法をご紹介します。
1つ目は指の爪でのチェックです。爪でのチェックは、爪を白くなるまで押してからはなし、爪の色の変化を観察しましょう。色が元に戻るまでの時間が2秒以上かかる場合は、脱水状態が疑われます。
2つ目は皮膚でのチェックです。皮膚でのチェックでは、手の甲の皮膚をつまんで離した時に、もとに戻るまでに1秒以上かかる場合は脱水状態が疑われます。皮膚をつまんでみてください。(5秒待つ)大丈夫でしょうか?脱水状態を確認していくようにしましょう。
注意をしていても、熱中症になってしまうことはあります。
自分や、身の回りの人が、熱中症になってしまったかな、と思った時には、すぐに近くにいる大人に伝えましょう。熱中症になったときには、素早く対応することが、何よりも大切です。もしも熱中症の症状が表れてしまったら、体温を下げることや、カラダの中に水分を取り入れることを考えましょう。
緊急の場合には、ためらわずに救急車を呼ぶことも必要になります。意識がない場合はもちろんですが、水分を摂取できない状況でもためらわず救急車を呼びましょう。
また、毎日体調を整えておくこともとても大切です。食事、睡眠はもちろん、適度に運動することで、カラダを暑さに慣らして熱中症になりにくいカラダをつくります。毎日の生活習慣をもう一度見つめてみましょう。
もうすぐ夏休みですが、規則正しい生活を送り、熱中症予防に努めましょう。そして、元気な姿で2学期を迎えましょう。