ある教員の学び

2025年7月7日 20時05分

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私は、本年度から、本校で農業教員として勤務している、ある教員の“学びの姿勢”に、ずっと注目している。

ある時、「先生、私も、生徒の中に入って、学ばせてもらってもいいですか?」と声をかけられた。それ以降、その方は、毎週月曜日の34限目の食品製造に顔を出し、生徒と一緒に授業を受けている。何なら、準備の段階から、手伝い、技術を自分のものにしようと、生徒以上に熱心に参加しているのである。

生徒は、その先生の学ぼうとする後ろ姿を見る中で、多くのことを学んでいるように感じてならない。

決して、生徒は、その先生と同じ場所で授業を受けることで、その方を軽んじることはしない。逆に、その方の学ぶ姿勢を「尊敬の目」で見ており、親しみやすいお人柄がプラスしてか、すぐに生徒は温かく迎え入れた。

その方は、「今のうちに正しい技術を身に付け、生徒に教える幅を広げておきたいんです。なかなか、教えてもらえる機会ってないですからね。」と、にこやかに話された。

農業高校は、技術を次の世代に伝える役割も担っている。

私たちは、常に学ぶ姿勢を忘れてはならないのではないだろうか。