石鎚黒茶伝承SELプロジェクト

石鎚黒茶とは?

西条市の伝統である「石鎚黒茶の製造技術」は、平成30年、四国山地の発酵茶の製造技術として、食文化で初めて「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されました。そして令和5年、国の「重要無形民俗文化財」に指定されました。

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石鎚黒茶はここ西条市に伝わる伝統のお茶です。江戸時代より昔、各家庭で製造されていました。販売されたり、お遍路さんのおもてなしに使われたお接待のお茶でした。しかし、最後の伝承者となった曽我部さんの遺志を引き継ぎ、現在、製造を行う団体はわずか3団体のみ。幻のお茶となっています。このままでは大切な伝統文化が無くなってしまう可能性が出てきているのです。

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お茶は、大きく分けて不発酵茶と発酵茶の2つに分類されます。不発酵茶とは緑茶です。この発酵茶の中には半発酵茶のウーロン茶、全発酵茶にあたる紅茶があります。紅茶は一段発酵ですから、石鎚黒茶は、世界でも類を見ない希少なお茶となります。

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石鎚黒茶SELプロジェクト

私たちSELプロジェクトチームは、平成30年、当時の先輩方が研究活動を開始したことが始まりです。私たちの目標は石鎚黒茶をつないでいくため、生産団体の方々をさまざまなアプローチの仕方で支援していくことです。そのため製造から商品開発、普及活動を展開しています。

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SELとは、2つの意味を持ちます。一つは、「Saino Expert Laboratory」西条農高の優れた研究活動チームという意味です。もう一つは、西条農高の3学科合同研究チームという意味で「食農科学科」「環境工学科」「生活デザイン科」のそれぞれの頭文字を意味します。地域の伝統文化を伝承するため活動しています。

明徳短大公開講座 石鎚黒茶SELプロジェクト

SAKU:Re(サクリ)に掲載されました!

2020年10月21日 11時30分

食の創造館作成の西条市食つうしん「SAKU:Re(サクリ)」の2020秋号が石鎚茶の特集となり、本校の取組が紹介されました!

  

吉祥寺を訪問しました。

2020年10月21日 10時05分

石鎚黒茶伝承のため、黒茶がお遍路さんに振舞われた原点を求め、63番札所の吉祥寺を訪れました。お遍路さんに振舞ってもらったり、黒茶の展示等ができないがと相談中です。

 

西条市の取材を受けました。

2020年8月30日 15時23分

西条市「食の創造館」が発刊する情報誌「SAKU:Re」(サクリ)の9月号で石鎚黒茶の特集となったことを受け、西条市の取材を受けました。干し作業を行う様子を取材していただきました。記事が楽しみです。

石鎚黒茶の干し作業を行いました!

2020年8月30日 15時17分

8月28日(金)

2次発酵を終え、干し作業を行いました。発酵も良く、今年はしっかり日に当てて良い色に変わりました。

 

左が干した直後、右が干した後、色が黒く変色したのが分かるでしょうか?

本校石鎚黒茶の揉み作業を行いました。

2020年7月29日 18時20分

本校円山農場で製造している石鎚黒茶の揉み作業を実施しました。昨日の団体のお茶同様、発酵熱も上がり、カビも繁殖、順調のようです。

揉み作業を終えたお茶は、今度は空気を抜き、2次発酵(嫌気発酵)させます。1か月程度かかるため、次の干し作業は、2学期です。

揉み作業を体験に行きました。

2020年7月28日 10時11分

製造団体の行っている揉み作業に参加させていただきました。1次発酵を終え、揉み作業を行い、その後乳酸菌による2次発酵へ。作業を体験し、技術を身に付けました。

この技術を生かし、本校で揉み作業を行う予定です。

黒茶の蒸し作業

2020年7月28日 10時05分

7月22日

福祉協議会の指導の下、蒸し作業を行いました。先日の体験と踏まえ、細かな注意点や指導を受け、本校のお茶も無事蒸し作業が完了できました。本校円山農場での1週間の保管を行います。糸状菌の1次発酵のスタートです。

石鎚黒茶製造の準備を行いました。

2020年7月21日 19時00分

課題研究の時間を利用し、石鎚黒茶の製造準備を進めました。茶葉を収穫したり、桶を洗ったりと準備は万全!

今年も西農石鎚黒茶を作り上げます!

石鎚黒茶の製造体験

2020年7月8日 12時35分

今年も石鎚黒茶の製造がスタートしました。

食農科学科果樹班2.3年生が体験に参加しました。今年もいいお茶ができますように。

石鎚黒茶振興協議会への挿し木技術指導

2020年5月21日 09時21分

5月20日(水)

本校イベント広場で、石鎚黒茶振興協議会への挿し木技術指導を行いました。適切な距離を取りつつ、丁寧で分かりやすい説明を心がけ、参加した方々にも喜んでいただきました。今回挿し木した山茶は石鎚より採取してきました。時間はかかりますが、少しずつ増やすことができれば、山茶を使った黒茶の安定生産ができるはずです。