
5月20日(月)、家庭科実習室にて、生活デザイン科1年生による「第1回意見発表学科学年予選会」が行われました。
他学科・学年でも、同様なことがこの1週間で実施されることになっています。
独立農業高校が、県大会以上の農業クラブの各種発表大会に強い理由がここにあります。
つまり、予選会を突破しなければ校内大会以上の大会に進めないという、良好な競い合いの場が校内にあるのです。
西条農業高校に在籍する皆さんは、「たまたまこの学校に入学しただけ。」と思っているかもしれませんが、県全体を見てみますと、「何とか独立農業高校の一角を倒し入賞したい。」と密かに思ってくれているのです。つまり、これこそが、西条農業高校の伝統と歴史なのかもしれません。本校に勤務させてもらっている私たち教職員も、生徒の皆さん同様に、気を引き締めなければなりません。
農業を学ぶ学科がこれほど多い県は他にはありません。
健全な競い合いのもと、農業クラブ活動を通して、多くのことを学んでほしいと願っています。

5月19日(日)、学校のある西条市大町で、「大町地区区民運動会」が盛大に行われ、本校からも、生徒8名と教員1名の計9名が、運営に携わってくれました。
本運動会は、5年ぶりの開催となりましたが、運動会を通じて、運営に携わるだけでなく、地域住民との親睦を図ることを目的に、協力要請に応えたものです。
当日は、あいにくの曇り空となりましたが、天候も味方してくれ、無事運動会を終えることができました。
大会運営に気持ちよく参加してくれた生徒の皆さんは、器具の準備・後片付け、競技への参加等大忙しの一日となりましたが、地域の方々からは、「西農の生徒さんが気持ちよく動いてくれたおかげで、スムーズな運営ができました。感謝しかありません。ありがとう。」「高校生の皆さんの若い力に元気をもらいました。これからも助けてよ。今日は本当にありがとう。」等と大変ありがたいお言葉をいただきました。
また、引率いただいた先生からも、にこやかな顔で、「生徒が本当に、よく動いてくれたんですよ。褒めてやってください。」との報告を受け、「大忙しの一日だったけれど、充実した、いい一日になったことだろう。」と、容易に想像がつきました。
西条農業高校では、これからも、重点努力目標「地域に愛され、地域を愛し、地域とともに歩む西農~100年分の感謝と新たな飛躍への挑戦~」を具現化するため、ボランティア活動等での積極的な連携を通して、「地域と繋がる」取り組みを進めていくつもりです。
参加してくれた生徒の皆さん、お疲れさまでした。

5月18日(土)、伊予農業高校を会場に、教科「農業」を学ぶ学校が一堂に会し、「令和6年度フラワーデザイン競技事前講習会」が行われました。
講師の先生の説明を聞きながら、花材の役割を頭に入れ作品を完成させていくのですが、同じ花材を使っても、皆それぞれ異なった作品が出来上がるところが、大きな魅力です。
本番の、「農業クラブフラワーデザイン競技県大会」は、再来週の28日(火)、エミフルMASAKIで開催されます。
西条農業高校から出場する2名の生徒も、がんばります。

環境工学科3年生の皆さんが、暑い中、総合実習の時間を使い、造園整備をしてくれました。
この敷地は、環境工学科で学んで来た代々の先輩方が、図面から施工までかなりの時間をかけて作り上げた、歴史と伝統のある1坪庭園が所狭しと並んでいる場所です。
ですが、課題として、中央に配置された庭との距離が近いため、車が行き止まりとなる、不便な作りとなっていました。
そのため、環境工学科の皆さんが、これまで培ってきた造園の力を生かし、庭の縁を約1m内側に下げつつ、地面の高さを約10㎝盛り土することで、見ごたえのある景観は残しつつ、大変便利な場所に生まれ変えようと取り組んでいるものです。
環境工学科の皆さん、ありがとう。この改修により、皆が使いやすく、とても便利になります。完成を楽しみにしています。
西条市は、気持ちよい朝を迎えています。
今日、私が皆さんに伝えたいのは、目に見えないところ、あなたの気付かないところで、いろいろな人が気を配ってくれている、ということです。
出勤してみると、朝早く来られた先生が、毎朝、校舎の玄関を開け、廊下や教室の窓を開けていただいている。当たり前のように登校し、当たり前のように学校生活を過ごしていますが、誰が窓を開けてくれたのでしょうか。
他にも、消毒液が補充されている。伸びていた草木がいつの間にかきれいに刈り取られている。花がさりげなく生けられている。誰かがあなたの知らないところでやってくれているのです。
私たちは、ついつい自分のことだけを考えがちですが、いろんなことにアンテナを張って、そういうことに気付ける人になってほしい。そして、心の中でお礼を言える人になってほしい。さらに、自分も、何か、些細なことでもいいから、見えないところで、人のために何かできる人になってほしい。それが、西条農業高校がめざす、「共に enjoy 西農」なのだと思います。