
9月12日(木)、風紀交通委員会による、「先を読む力」と題して、危険予測の面から交通事故防止に関する全校朝礼が行われ、さらに、放課後には、2学期通学別交通安全教室を実施しました。
本教室は、高校生の事故が多く発生していることを踏まえ、交通安全意識と交通マナーの向上を図り、自転車通学生に対しては、自転車の整備点検をし、交通事故防止につなげることを目的としています。
本校生徒は自転車通学生が多いことから、被害者にも加害者にもなる可能性があります。
公共交通機関を利用する人は、特にマナーにも気を付け、西条農業高校の生徒であることを自覚した行動をとってほしいものです。

新しくALTが常駐することになった本校では、日々ゾシャ先生が大活躍しています。
英語の授業では、ウォーミングアップやペアワークなど、様々なアイデアを提案してくださり、生徒の皆さんの意欲も高まっているようです。「色々新しいことに取り組みたいです。」と前向きな姿勢を見せてくださっています。
ゾシャ先生、これからもよろしくお願いします!
9月8日(日)、保健委員1・2年と2-2伊藤汰雅さんが西条市応急手当競技大会に出場しました。
競技①では胸骨圧迫、競技②では胸骨圧迫+人工呼吸、競技③では胸骨圧迫+人工呼吸+AEDを行い、正確性とチームの連携を評価されました。
チームグー(2-2山下浩志さん、2-3黒川彩花さん、1-3井黒咲希さん)が第3位と審査員特別賞「知識部門」優秀賞をいただきました。


また、愛媛大学大学院教授の檜垣先生や西条中央病院の牧野先生の講義もありました。心臓振盪(胸部に強い衝撃を受けることで致死性不整脈がおき心停止に至ること)は誰にでも起こるリスクがあり、2分以内に心臓マッサージ、5分以内にAEDで心肺蘇生できるよう備えることの大切さを学びました。檜垣先生が「人命救助に必要なことは、勇気・知識・行動です。」と教えてくれました。
今回の大会出場をきっかけにたくさんの知識を得て、行動できる技術も教えていただき自信に繋がりました。人命救助の必要な場面では勇気をもって行動していきたいと思います。

西条農業高校では、以前から隣接する小学校や幼稚園と、盛んに交流学習が行われています。また、本校では、地域の方々とも連携を進めているところです。
本校では、せっかく身に付けた知識・技術があまり地域の方々に知られていないのが課題となっていたため、西条農業高校の施設と機能を知っていただくことで、生徒が指導者となり、学習内容の充実と発展を図り、学校と地域の連携をさらに強化することを目的に、各種交流活動が行われています。
学校である以上、“生徒が主役”です。普段の授業で学んだことを理解し、わかりやすく相手に伝え発信する一連の授業の中で、普段の授業に対する意識も高まります。最初からうまく説明できれば誰も苦労しません。私たち教員は、「生徒自身が、あの時、このように伝えておけばよかった。こうしておけばよかった。」という、生徒の振り返りが、次への大きな一歩につながると考えています。
私は、生徒が誰一人弱音を吐くことなく、しっかりやり遂げる姿を見る中で、生徒が「教える」ことに自信を持つようになるのは、一体どの場面からなのか、と考えていました。交流活動では、生徒は皆、「教える」立場になりますが、確かに、教えるのが苦手な高校生もいるだろうと思います。
これから私たちが生きていく時代は、答えの見つかっていない問題を、1人ではなく、みんなで解決していかなければならない時代です。問題の解決に取り組んでいる途中で、人と意見が違っても、意見の異なる人のことを思いやり、「他者感覚」を持って、助け合いながら、みんなが納得する答えを見つけようとするとき、人は成長するのだと思います。私は、このことを、様々な機会をとらえて、生徒の皆さんに伝えてきました。
普段の生活では味わえない感動を味わえるもの、そして、この時代に生きていくための「他者感覚」を身に付けることができるもの、それが様々な学校での経験であると考えています。
生徒の皆さん、感動を味わうために、また、「他者感覚」を身に付けるために、ぜひ、一歩前に出てみませんか。
明日はいよいよ運動会。どのような運動会になるか今から楽しみでなりません。