春3月は、別れと出会いの季節である。
本校でも先日、離任式が行われた。不思議なもので、離任式を済ませると、通い慣れた学校が、全く違う景色に見える。
教員にとって、3月31日は特別な日。
本校で勤務する最後のこの日、次に来られる方がスムーズに仕事ができるよう、最後まで、念入りに文書整理を行う先生。受け持っていた教室を、しみじみと、いつも以上に丁寧に掃除し、教室の隅々までタオルで磨き上げる教員の後ろ姿。別れを惜しみながら、最後に一緒に部活動に励む教員の姿などを目にした。
今、この先生方は、何を考え、今日、この日を迎えられているのだろうか。その複雑な気持ちを思うと、私は簡単には声をかけられなかった。
勤務年数は違えども、西農を想う気持ちは、皆同じである。それぞれのお立場から、本校の教育活動を支えていただき、感謝しかない。私ども留任する者たちは、先生方の業績や思いを受け継ぎ、西農の発展、生徒の幸せに向け、まい進する所存でいる。転出される9名の先生方の新天地での、御活躍、御健勝、御多幸を祈念する。
明日から4月。多くの先生方を送り出し、さみしい思いをしていた学校に、新たに先生方をお迎えする。また新たな1年間が始まる。


令和7年3月25日(火)、慶應義塾大学三田キャンパスにて「全国農業高校・農業大学校デジタルコンテスト」の表彰式が行われ、本校からは生徒2名と引率教員1名が招待され、本校のHPが、ホームページ部門において「農研機構理事長賞」を受賞しました。
本コンテストは、慶応義塾大学SFC研究所が運営するアグリプラットフォームコンソーシアムが農業分野の産学連携の一環として、各農業教育機関への注目度の更なる向上や農業分野全体の活性化を促す一助となることを目的に開催されたものです。
今回の受賞の喜びを胸に、これからも皆さんに西農の魅力を知っていただくため情報発信していきます。

西条農業高校、食農科学科では、作物・野菜・果樹に関する基礎的・基本的な知識と栽培技術を習得し、農産物の加工・販売までの過程を経験しています。
本校では、実習を通して基礎・基本から農業を学ぶことができます。
今、本校の温室では、播種時期をずらし管理された、セルトレイと3号のポリポットがきれいに並び、苗が順調に育っています。
販売時期は、4月下旬を予定しています。近くなりましたら、改めて御案内させていただきます。

西条市は、ここ数日暖かい日を迎えています。そのためか、本日、一気に桜の花が咲き始めました。
西条市にある西条農業高校は、敷地が広く、数多くの種類の花木が植えられ、その中で、四季折々の花々を楽しむことができます。
今、学校の校庭では、春を待ちわびたかのように、一斉に校庭の花々が咲き始めています。

3月24日(月)、環境工学科2年生が、「総合実習」の科目の授業を使い、西条市にある千町棚田の石垣修復を行いました。
わが校では、学科の特色を生かし、地域との連携を図りながら、千町棚田の石垣修復の知識と技術を学ぶことで、①千町棚田の景観を守ること。②農業基盤整備を目的に、以前から千町棚田の保全活動を行ってきました。
今回は、これまで教えていただいた知識・技術を使い、誰にも頼らず、生徒同士が力を合わせ、「ああでもない。こうでもない。」と言いながら、生徒だけの力で、崩れた石垣を何とか修復することができました。
石には顔があるため、さぞかし苦労したことと思います。ですが、その苦労が次につながるものです。今回の石垣修復を通して、生徒は大きな自信を持ったのではないでしょうか。今後は、さらにスピードを上げ、石垣修復に取り組むことでしょう。
地域の方から評価をいただくと、さらにやる気も出るものですね。

3学期終業式を無事迎えることができたことを、大変ありがたく感じています。
校長先生からは、トーマス・エジソンの言葉「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一度だけ試してみることだ。」そして、プラトンの言葉「自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である。」を引用され、それぞれの言葉から、「継続して、やり続けること(諦めない心)。」「信念を持ち、何物にも動じない強い心」ということを述べられました。
そして、最後に、4月からは、新たに新入生を迎えることになります。経験を通して、何を感じ、どのように生かすか。学校生活を通して、粘り強く、経験をし続けてほしいと締めくくられました。