今、社会ではメンタルがタフであることが重要な要素になりつつあります。つまり、「なぜできないか」と自分を責めたり落ち込んでいる状態から、「どうすればできるか」という状態へスイッチを切り替える仕方をそれぞれが身に付けなければならない社会へと大きく変化しているのではないかと考えています。
緊張は、うまく利用すれば普段以上の力を生むエネルギーになります。よくインタビューでトップレベルのスポーツ選手が「緊張を楽しむ」という表現をしますが、格好をつけて言っているのではなく、あれは事実なのです。ここぞというときに緊張が高まってくると、「おお、来たぞ、この感じ」と、緊張をコントロール下に置くのです。つまり、「今、私がしなければならないことは何なのか。」に集中するリズムを選手はつかんでいるのです。それと同じことが、練習を繰り返してきた生徒の皆さんにも言え、本来自分が持っていた潜在能力に気づき、自信が表情や態度に出るのではないでしょうか。
脳は、実際の体験とイメージしたことを、区別することができないと言われています。つまり、毎日、マイナスのことを考えていれば、「自己否定」してしまうことになるのです。そのため、自分を変えようと思えば適切な目標設定のもと、イメージする力、集中力、緊張とリラックス、そして、自分に合ったリズムを身に付けることがより重要になってきているのです。私は、これらの精神面を鍛える一つの方法として、農業クラブ活動は最も近道な方法であるように思えてなりません。
私たちは、一人のリーダーを養成するために農業クラブ活動に取り組んでいるのではありません。生徒である皆さん一人一人がいろいろな場面に応じたリーダーになってほしいのです。そして、動じない心を持って社会に羽ばたいてほしいと望んでいます。
プレッシャーに弱い。逆境に弱い。自分に自信が持てない。そういう経験が多い人ほど実は伸びる力を持っているのではないでしょうか。「継続は力なり」の言葉があるように、当たり前のことを当たり前に続けることから生まれる、積み上げることの素晴らしさをぜひ感じ取り、日々の授業を大切にし、堂々たる農業クラブ活動を推進してください。
食農科学科では、農作物を栽培、加工まで行っています。
今回は、西農で収穫したコムギで作った小麦粉を使ってピザを作りました。
班ごとでオリジナルのピザを考え試食、各班の色が出た良いピザが完成しました。

本校のDXハイスクール事業の一環で導入されたデジタル機器を設置したデジタルlabで教職員向けの研修会が行われました。先生方は、レーザー加工機やデジタルミシン、3Dプリンタの使用方法や活用方法について学びました。今後、授業でも使用していきます!

本校に導入されたデジタル機器を利用し、今後連携農家さんや企業との商品開発や地域活性化の取り組みを進めていきます。今回、農家さんに来校していただき、試作品を作成しました!


食農科学科では、野菜班と食品製造班が協力し、伊予西条駅前の「小麦の奴隷」さんとのコラボ商品開発をすすめています!3月より販売開始予定です!


3月1日(土)、確かな春の息吹が感じられる今日の佳き日、愛媛県立西条農業高等学校卒業証書授与式が行われました。
御臨席を賜りました来賓の皆様に、厚くお礼申し上げます。
保護者の皆様方におかれましては、これまで注がれました御慈愛に対しまして、深く敬意を表しますとともに、卒業生が立派に晴れの門出を迎えられましたことに、心からお喜び申し上げます。
私ども教職員にとりましても、今日の日を迎えられましたことは、この上ない喜びです。
卒業する皆さんの、これからの人生が幸多いものでありますよう、心からお祈りしています。

昨日の放課後、生徒会・農業クラブ・家庭クラブの役員が感謝の気持ちを込めて作り上げた100個のコサージを、今朝、卒業生・来賓・3学年団の先生方等を中心に、皆さんに無事届けることができました。
また、家庭クラブからは、昨日遅くまでかかって焼き上げた、伝統の「手作りクッキー」を、卒業を迎えた3年生全員と3学年団の先生方を中心に、今年も手渡すことができました。
それぞれの行為に、校訓の一つである敬愛(相手を敬い慈しみ、自他の生命や人権を大切にする人になろう)を感じ、随所に「相手への思いやりの心」がしっかり詰まっているように感じてなりませんでした。
どれも、西農にとって、良き伝統であるように感じます。


2月28日(金)の放課後、本校生徒会・農業クラブ・家庭クラブそれぞれの役員の皆さんが、明日、卒業を迎える3年生のために、心のこもったコサージを作ってくれました。
この行事は、普段の授業で、草花やフラワーアレンジメントを学ぶ西条農業高校の3学科が結束した取り組みとして、本校の良き伝統となっています。
まずは、パーツづくりを行ったあと、花材を組み合わせていきます。
おかげさまで、約2時間半かけて、生徒の皆さんの力で、本年度卒業を迎える73名の3年生と来賓、合わせて約100個のコサージを見事に完成してくれました。
出来上がったコサージは、明日の朝、代表生徒が責任をもって3年生に渡すことになっています。
卒業式当日は、卒業生の胸に付けられたコサージが、式典会場に花を添えてくれることでしょう。
本部役員の皆さんの優しさに、感謝。